2018.7.20
国会最終日に思うこと
『山井さん、最終日まで粘りますねえ』と、同僚議員から言われた。
国会最終日の今日も、虐待防止対策の会議を開き、『政府の緊急対策で、肝心の来年度に児童福祉司を何人増やすかが未定なのはおかしい。来年度に大幅増員しないなら緊急対策にならない』と政府の担当者に強く要望した。
来年度の児童福祉司の大幅増員が確定するまで戦い続ける。
1回の国会質問、1回の会議、1本の議員立法で、虐待死から幼い命を救うことができる。
1分、1秒、全力で国民の命を守る議論をするから、国会は存在意義がある。
国会には、政争や政局がつきものだ。
しかし、その荒波にもまれながらも、私は国民の、特に弱い立場の方々の、生活と命を守るため、コツコツ戦い続けたい。
国会閉会中は、地元の方々の声や要望をしっかり聞いて、学ばせて頂き、自治体議員の同志と力を合わせて、世直しに取り組みたい。
『児童福祉司2000人増へ』
先月から、結愛ちゃんのような虐待死を繰り返さないように!と、私は、児童相談所で虐待対応にあたる児童福祉司を大幅増員する議員立法を国会提出し、国会質問も3回行い、強く要求してきた。
政府は、過去最大の2000人の児童福祉司の大幅増員を決めた。
同僚議員と共に、目黒区と香川県で現地調査し、児童相談所の現場の方々の『児童福祉司の大幅を!』という悲鳴を聞き、それを議員立法として作成し、国会提出し、厳しく国会質問を連発してきた甲斐があった。
しかし、まだ問題点がある。
私たちの議員立法は、1年間で1200人増だが、政府の計画は4年間で2000年増とスピードが遅い。
おまけに、政府の計画は、肝心の来年度に児童福祉司を何人増やすかが未定。
これでは緊急対策といえない。
来年度から大幅に増員するには、秋の臨時国会で、私たちの議員立法『児童虐待防止法改正法案』を審議し、与党と修正協議をし、与野党合意で、法案を成立させる必要がある。
与党議員も私たちの法案の趣旨には賛成している。