山井が中心になって取りまとめてきた、障害者自立支援法改正に向けての民主党の緊急提言が、党内で了承されましたので、掲載します。
要旨(Word 25KB,PDF 17KB) 民主党「次の内閣」厚生労働担当大臣 三井辨雄
障害者自立支援法フォローアップ作業チーム
主査 谷博之、副主査 山井和則、園田康博
Posted at 2006年10月05日 09:03 | TrackBack4月に施行された障害者自立支援法により、逆に、障害者の自立が「阻害」されている。定率一割負担や食費などの負担増で、サービスの利用を中止したり、減らす障害者が増える一方、施設などの事業者も報酬が2割程度減り、作業所やグループホームでは、閉鎖や新規計画が頓挫するケースも相次いでいる。
障害者や家族、福祉現場からは、「3年後の法見直しまで待てない!」「今すぐ抜本的な見直しを!」という悲鳴があがっている。
民主党は、この危機的な状況に対する「緊急避難措置」として、改正法案を提出し、緊急提言を行う。
1.民主党の「自立支援法改正法案」(2点を改正)
(1) 定率一割負担の凍結(当面は今年3月までの旧制度に準じた費用負担に戻す)
(2) 障害児・者福祉サービスを維持するために必要な支援
自立支援法の以上2点を改正する(2007年1月1日施行)。
2.民主党の「6つの緊急提言」
法改正とともに、その趣旨を含めた以下の「6つの緊急提言」の実施を求める。
(1) 障害者の所得保障を早急に実現する
(2)障害者のサービス利用の抑制・中止について、緊急の実態調査を行い、対策を講じる
(3)障害程度区分認定においては、従来のサービス水準が確保できるように配慮する
(4)自治体による独自補助や地域生活支援事業について、格差の実態調査と対策を行う
(5)精神科病院の敷地内への退院支援施設の設置は白紙撤回する
(6)自立支援医療における更なる負担軽減を講じる
初めましてのコメントさせて頂きます。
前回選挙にて、山井和則議員に1票を投じたものとして、いつも陰ながら応援させていただいています。
私は、blogにも書いておりますが、長女が軽度発達障害を持ってしまった身でありまして、子の将来を考えたとき、この障害者自立支援法の冷血性の問題はひとごととは思えず心配していました。
今回の改正案と6つの緊急提言の早期実施を心より応援支援いたしますので、山井さんをはじめ民主党の皆様の御活躍及び今後の発展をお祈り致します。
当方blogのトラックバックが送ることができませんでしたので、コメントの方で入れさせて頂きました。
http://wind.ap.teacup.com/donkou/12.html
失礼致します。
Posted by: hiro-tea at 2006年10月05日 22:00東京都の福祉工場で働いています。
「6つの緊急提言」には「就労・働く権利」の問題が含まれていないのですが、そのこともぜひ検討していただきたいと思います。そもそも、従来の制度での福祉工場も授産施設も、場合によっては作業所も障害就労の場として、労働施策の中に位置付けられなければならないのではないかと考えています。厚生労働省は看板だけは厚生省と労働省が一体になったにもかかわらず、施策を統一することよりも、お互いの縄張りを荒らさないことに重きをおいているように思います。
そのことが、今回の自立支援法をめぐる大きな矛盾につながっているのだと思います。
Posted by: tu-ta at 2006年10月26日 20:21