「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律案」(いわゆる、高齢者虐待防止法案)が、昨日の衆議院厚生労働委員会に委員長提案という形で提出され、可決されました。
この法案は、山井と泉健太議員が民主党の取りまとめ役になってきました。
前国会では、民主党と与党が別々に法案を提出しましたが、今国会で、山井と泉議員が自民党の馳ひろし議員、公明党の古屋範子議員と協議をして共同案を作り、他の党の賛同も得て、委員長提案になったものです。
10月28日の衆議院本会議を通過、今国会中に成立し、2006年4月に施行の予定です。
・高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律案要綱(pdf 38KB)
・高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律案(pdf 45KB)
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スウェーデンの高齢者ケアを研究している東京経済大学の教員です。
Lex Sarahとの関連という意味でも、高齢者の人権という観点からも、今回のいわゆる「高齢者虐待防止法」に強い関心を持っています。
すでに大学の授業でも、以下のことに触れたのですが、この度成立した「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援に関する法律案」の中で、養介護施設という表現が幾度も出てきます。要介護施設、が正しい表現ですので、関係部局に大至急伝えてください。
もし、養介護施設という表現が正しいのなら、馴染みのない用語ですので、条文の初出時に定義をしていただく必要があります。その他にも、ビミョーにおかしい表現がありますので、全文の表現をご検討いただいた方が宜しいかと思います。