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障害者自立支援法案衆議院厚生労働委員会通過のお詫び(メルマガ680号より一部編集)

 13日は、緊迫した1日でした。朝9時20分からの厚生労働委員会理事会でも、採決のことで激論。私は採決は拙速すぎると主張。
 9時半からの厚生労働委員会審議でも、尾辻大臣や厚生労働省の答弁はあいまいなまま。採決の日になっても明確な答弁がありません。
これでは、この法案が通って、障害者の生活がどうなるかがサッパリわかりません。単に負担が増えるだけです。


 3時からの今日最後の質問者(採決の直前)は社民党の阿部知子議員。
阿部議員の質問により、精神医療の通院公費負担(いわゆる32条問題)で大幅に負担が増える患者さんの割合を厚生労働省が1-2割と資料に明記していたのが、実際には、根拠のない数字であり、実際には3割―6割になりそうなことが発覚。
尾辻大臣や厚生労働省は、データの誤りを認めました。
 採決の直前になっても非常に重要な基本的データの誤りが発覚し、正確な実態はわからないままです。「このままじゃ採決できない」という声が委員会室に充満。
 しかし、野次や罵声の中を与党が強行に採決を決行。
 民主党はもちろん反対。

 採決のあと、重い足で議員会館前に行きました。そこには、法案に反対する数百人の障害者の方々が待っておられました。民主党を代表して、園田康浩議員(民主党障害者政策ワーキングチーム事務局長)が挨拶。無念さ、怒り、今後の決意がこもった園田議員の熱い挨拶を横で聞き、また、ショックを受けている障害者の方々の姿を見て、涙が出そうになりました。くやしい、情けない。なんで、こんな法案が通るのか? なぜ、阻止できなかったのか?
 しかし、涙を流して済む問題ではありません。この法案によって、目の前にいるこの障害者の方々の生活はいったいどうなるのか? 全国の数百万人の障害者やそのご家族の暮らしは、どうなるのか? 
 少しでも悪くならないように、責任を持って対応することが、政治家の責任です。
 反対したとは言え、法案を成立させてしまったのは、与野党超えて、私も含めてすべての国会議員の重い責任です。

 私は、この法案については、大幅な修正か、それが無理なら継続審議・廃案にすべきと今までから主張してきました。その両方が実現できなかったことに対して、私はお詫びをせねばなりません。
 来週からこの法案は、参議院での審議に移ります。参議院の民主党議員をサポートしながら、この法案を大幅により良いものにする、あるいは、継続審議・廃案のために頑張りたいと思います。

 園田議員は、「今日は法案が可決された悲しい日ですが、今日の日を、21世紀の日本の障害者福祉のスタートの日としようじゃないですか!」と演説されました。
 決してあきらめるのではなく、このくやしさをバネに、21世紀の日本の障害者福祉の夜明けのために、今まで以上に頑張ります。 
                          合掌 山井和則

Posted at 2005年07月14日 12:38 | TrackBack
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Comments

障害者自立支援法案と同時に付帯決議が可決された、と全国障害者介護制度情報のHPにありました
そこには
「自民党議員と民主党議員が下書きしたもので、最終日に突然出ました。障害者団体との相談はありませんでした」
と書かれてあります。

内容的には、これまでの与党と厚生労働省とのすりあわせ(たとえば自民党障害者特別委員会まとめ)の範囲内のように思われ、障害者団体の中央は既に織り込み済みの事柄のように思えますが、可能でしたら経緯をお教えください

Posted by: ある家族 at 2005年07月16日 07:58

初めて、貴殿のHPを拝見させていただきました。唐突ではありますが、お尋ねしたいことがありますので、お返事を頂ければ幸いです。
今国会で審議されています障害者自立支援法案は、今国会での成立の見通しは、いかがなものなのでしょうか。衆議院は通り、参議院においても可決成立の見通しなのでしょうか?

Posted by: シバタヨシヒロ at 2005年08月06日 06:28

山井事務所の海野です。
お尋ねの件ですが、現状ではよく分からないというのが正直なところです。
 新聞報道等によると、与党政府は、今国会での成立を諦めてはいないようです。しかし、郵政法案が否決され、衆議院が解散されれば、その時点で廃案です。
 解散が無ければ、来週の火曜日から木曜日まで毎日7、8時間審議を行うことで、審議時間が30時間程度になりますので、成立させることも不可能ではないと考えられます。

Posted by: un_chan at 2005年08月06日 07:47

自立支援法に反対しています。

郵政法案とともに自立支援法を

葬りさってください。

Posted by: 神人  勉 at 2005年08月07日 14:47

自立支援法は継続審議になるのですか?
それとも、廃案ですか?
継続になるとすると、選挙後の臨時国会ですか?
見通しとして、いつ頃になるのでしょうか?
1月施行は間に合うのでしょうか?
当方、小さな自治体のため、情報がとれず、非常に困っています。
お答えいただけると非常に助かります。

Posted by: nishimori at 2005年08月08日 17:12

自立支援法を知りたくてこちらのホームページを
始めて見させていただきました。
私は郵政法案の騒ぎの陰で「障害者自立支援法」という法律が出来そうだと、
最近新聞報道で知りました。
その法案について詳しい事はまだ勉強していないのですが、
税金を正しく使わず、借金ばかりを作った国が
自立というきれい事めいた言葉に隠して
弱者の生活を苦しめる法律を作ろうとしていることを知りました。
福祉という言葉を使い、増税を強いてきているのに、
これは政治ではなく、
恥知らずな詐欺のようなものだと思います。
山井事務所の海野さんの
「新聞報道等によると、与党政府は、今国会での成立を諦めてはいないようです。
しかし、郵政法案が否決され、衆議院が解散されれば、その時点で廃案です。」という文を拝見しました。
今日、参議院で郵政法案は否決されました。
衆議院は解散されそうです。
これで、廃案ということでしょうか?
大切な人たちのために法律が成立するまでに何か行動したいと思っています。
廃案であって欲しいのです。お忙しい事と思いますが、教えていただきたくお願いします。

Posted by: 真野 かよ at 2005年08月08日 18:32

はい、今、衆議院で解散証書が読み上げられて解散しました。
解散と同時に、国会は閉会になりますので、審議中の議案は全て廃案になりました。

Posted by: un_chan at 2005年08月08日 19:06

解散で、障害者自立支援法廃案ですか?
解散総選挙になりましたが、やまのい先生のご健闘を遠い埼玉の空からお祈りしています。

Posted by: 風 at 2005年08月08日 21:46

ぜひ民主党の政権公約の中に郵政問題だけでなく、障害者が本当に自立できる「障害者自立支援法」を明記してください。

Posted by: 風 at 2005年08月09日 18:24

「障害者自立支援法」が本国会で廃案になったのは、うれしい限りですが、自民党と公明党が今度の選挙で多数与党のままであれば、次かその次の国会で再度提出されて、「応益負担」は始まってしまうということだと思います。

つまり、今度の選挙で民主党が大勝しない限り、「障害者自立支援法」は遅かれ早かれ通ってしまいます。もちろん、民主党には、公約(マニフェスト)に最低でも「応益負担」の凍結を明記してほしいと思います。

我が家にとっては、今回の選挙は「郵政選挙」などではなく、今後日本が(障害者にかぎらず)福祉を切り捨てるかどうかを問う選挙だと思っております。

Posted by: ある家族 at 2005年08月10日 10:46

 障害者自立支援法を検索していて、たどり着きました。
 「選挙になったら福祉の話をする人は多いけれど、こんな熱心な議員さんってホントにいるんだー。京都の人かぁ。大阪なら話聞きに行きたかったなぁ。」なーんて素朴に思っている若者です。
 仕事は、障害者のヘルパーをしています。
「お金がないから、ヘルパー頼めない」って言われるときが一番辛いです。
変なところに税金をつかっておいて、
命のかかっている障害者から「巻き上げてる?」みたいに、ヘルパー料金をとるのはおかしいと思います。
 私だって、ヘルパーをしてもらったパートの給料、ムダに使われたくないです。

 民主党でも、他のエリア人も、この法律のこと、もっと書いて欲しいです。 

Posted by: ちーちゃん at 2005年08月19日 21:07

はじめまして。
ご当選おめでとうございますヽ(`▽´)/
障害者自立支援法を検索していて、このホームページにたどりつき、1ヶ月くらい前から拝見させていただいております。
僕は障害児をかかえる父親なんですが、この法案が成立し、応能負担から応益負担にきりかえられると家計は苦しくなる立場にあります。
でも、与党が圧勝してしまったので法案の通過は避けられそうにありませんね。
今回の選挙終了後やっていたテレビを見ていて初めてわかったのですが、借金大国ニッポンの借金が増え続けているのは、少子高齢化で福祉サービス費や医療費が大きくのしかかってきている事に原因がある、ということです。
この窮地を打開するには、抜本的な対策が必要であるのは納得がいきます。
しかし、応益負担に変えることによって、低所得者層から絞り取る事が本当に日本の未来にとって上向きになるのでしょうか?
我が子の成長とともに、彼がひとりの一国民として安心のできる暮らしができる世の中になっていることを望んでやみません。
先生、これからも声なき人々に耳をかたむけてやってください。
陰ながら応援しています。

Posted by: やだもん at 2005年09月16日 22:14

兵庫県に住む重度障害者です。
今、自立支援法案の応益負担ばかりにマスコミなどの注目が集まっていますが、この法案の最大の問題点は長時間介護を保障していない事です。
私は酸素呼吸器を付け、手足が全く動かず夜間などにも介護が必要です。いつも介護者の確保に四苦八苦し、慢性的に介護者不足の状態です。
母親は心臓障害を持ち障害者手帳一級を持っています。このままでは母親は死んでしまうと思い、自立生活を始めました。
障害者の自立はノーマライゼーションなど奇麗事ではなく、追い詰められた状況の中で自立生活なのです。
自立支援法案が長時間介護の保障なしに成立すると、もう私は生きていけません。
やまのい先生の国会でのご活躍はインターネットTV中継で拝見させていただいています。
長時間の介護を必要とする障害者の命のかかっています。
どうか当事者の声を、悲痛な叫びを国会にお伝え下さい。

Posted by: 田村 at 2005年09月25日 20:40
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