京都では祇園祭も終わり、暑い日が続いています。
7月30日からの臨時国会に向かっての準備、そして、選挙のあとの活動に励んでいます。
国会では、社会保険庁の人事が発表され、また、年金局長が更迭されました。
単に長官を民間人にするだけでは問題は解決しません。いかにも小泉流の「丸投げ」であとが心配です。
また、年金局長の更迭については私は賛成できません。
今回の年金法案の責任の第一は、政治家にあるのです。
政治家の指示に従って役人の方々は仕事をしたのです。
その意味で、混乱した年金法案の責任を役人さんだけにとらせるのは、私はおかしいと思います。
さて、2種類の本を読みました。
1冊は、 『忠誠の代償』―ホワイトハウスの嘘と裏切り―
ロン・サスキンド 著/武井楊一 訳、 日本経済新聞社刊
原書名:The Price of Loyalty〈Suskind, Ron〉
ブッシュ大統領の側近であったオニール財務長官の回想録です。
詳しくは書きませんが、イラク攻撃という重大な判断に際して、いかに大量破壊兵器が本当にあるかどうかなどの事実の検証がなく、決断が下されたか、などが書かれています。ブッシュの減税政策の根拠の無さも批判されています。
政治家が判断を下す際に、主観に偏し、事実や真実を謙虚に検証することを怠れば、悲惨な結果を招くことが書かれています。
次は、『光とともに…』 ~自閉症児を抱えて
戸部 けいこ/著、秋田書店 現在1~6巻発売中。
この秋の臨時国会では、自閉症児などのための発達障害者支援法案が
審議される予定です。必要な法律ですが、賛否両論もある法律です。
この本を読み、ご家族のご苦労や行政の遅れを改めて痛感しました。
また、自閉症についての私の認識の無さも反省させられました。