長い一日が終わりました。簡単に報告します。
5月10日夕方5時から9時過ぎまで4時間、民主党の両院議員懇談会が行われ、その結果、年金改革の3党合意についての賛否は執行部一任となり、結果として賛成となりました。
また、菅代表が辞任を表明されました。年金未納問題の責任をとってのことです。
簡単に今日の懇談会を解説すれば、政府の年金改革案には民主党はあくまでも反対。
しかし、「年金一元化などの協議会をつくる」「保険料の引き上げを経済状況をみて、改めて(凍結も含めて)考える」という趣旨の3党合意には賛成ということです。
皆さんには、わかりにくい話かもしれません。確かに玉虫色の決着です。
しかし、政府案をそのまま成立させて、
「年金協議会もなし、保険料引き上げを食い止める手がかりもなし」
という状況よりは、この3党合意で、一元化や保険料引き上げ凍結の足がかりがつくれたことは
一歩前進と私は考えます。
4時間、この合意の賛否で懇談会はもめました。私も発言しました。
「合意への賛否には年金改革という視点からは賛否両論があるかもしれない。しかし、もしこの合意を白紙に戻すなら、それは今の民主党の執行部全体への不信任を意味する。それでは政党として成り立たない」という趣旨の発言です。
執行部総退陣となれば、民主党の危機になっていまいます。
結局は、多数決というしこりの残る方法でなく、執行部一任ですっきり決まり、よかったです。
次は、今週金曜日までの新代表選びに新しい議論が移ります。
民主党再出発のために、この1週間が勝負です。
民主党のためでなく、政治改革、年金改革のためにも、民主党の建て直しに頑張ります。