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おかしな国会(メルマガ541号より)

 与党は、28日(水)に年金改革法案を強行採決しようとしています。
 いよいよ大詰めです。 それにしても国会にいると、あほらしいことが多いです。

■26日午後1時から与野党の衆議院厚生労働委員会の理事懇談会を行いました。
しかし、与党が、全大臣の国民年金などの納付状況を明らかにしない、と言い出したため、紛糾。理事会はストップしてしまいました。

◆先週金曜日の委員会審議において、わが党の枝野幸男衆議院議員が、「3人の大臣以外にも年金未納の可能性のある大臣がいる。月曜日に正確な納付状況を全大臣について明らかにしてほしい」と坂口大臣に質問。
 それに対して、坂口大臣は、「そのようにする(月曜日に明らかにする)」とはっきり答弁しました。
 にもかかわらず、「全大臣の年金納付状況は明らかにできない」と与党は言い出し、私たちが「坂口大臣が約束したことではないか」と怒ると、「では、民主党の『次の内閣』の大臣の納付状況と同時に発表しろ」と交換条件を出してきました。

 こんな話は聞いたことがありません。
 坂口大臣が委員会審議で「月曜日に明らかにする」と答弁しておきながら、今になって、交換条件を持ち出し、公開しない。
 私たちは、別に民主党の「次の内閣」の大臣の納付状況を隠そうというのではありません。
 まず、坂口大臣が答弁で約束したことを守らない、実行しないというなら、国会審議は成り立たないのです。

 おまけに、未納疑惑が指摘されている福田官房長官は、「全大臣の納付状況を明らかにすることは、坂口大臣が(勝手に)約束したことであり、国会全体のことはまた別だ」と、記者会見で発言。
 あたかも、坂口大臣の答弁は、実行する責任がないと言わんばかりです。
 このような約束破りをされては、私たち民主党も審議に参加できません。
 審議でどんな答弁を得ても、すぐにその答弁がひっくり返るなら審議になりません。

 さらに、民主党が以前から要望している資料も、まだ出てきません。つまり、都合の悪い資料は出さないのです。
 その一方で、「もう審議は尽くされたので、水曜日には採決したい」と与党。

◆多くの支持者の方々のおかげで、やっとのことで国会議員になったのに、いざ、国会では、このような疑惑隠し、ウソの答弁、審議も十分せずに採決・・・・・・。
 本当に腹立たしいやら、情けないやら。

  中川大臣、麻生大臣、石破長官が、国民年金の未納期間があった。
  このことが大きなスキャンダルになったので、与党はそれ以上、他の大臣の正確な情報を公開するのをやめるというのです。
  このような内閣が出している年金改革法案に信頼性があるはずがありません。

  明日(火曜日)の審議はどうなるのか? そして、あさって(水曜日)は強行採決か?どう考えても、今の国会はおかしい! 

Posted at 2004年04月27日 16:27 | TrackBack
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