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委員会で1日3回の質問(メルマガ513号より抜粋,)

  今は27日(金)晩9時。京都に戻る新幹線の中です。
  今日は、一日3回の委員会質問。生まれて初めてのことです。昨夜は4時間しか寝ていません。

・9時半から12時半まで青少年特別委員会で、参考人質疑。
  4人の学識経験者から意見を聞く。
  私は岸和田の虐待事件の再発防止などについて20分間質問しました。
  すべての参考人が「児童虐待防止法の3年後の見直しをしっかり、委員会で審議してほしい」と要望されました。
  また、虐待担当の児童相談所相談員の数が少なすぎることが問題だと多くの指摘がありました。

 ◆昼食をとる時間もなく、12時40分から代議士会。
  その後、京都の養鶏場でにわとりが一万羽死んだという情報が入り、その件で情報収集につとめました。

 ・午後1時からは衆議院本会議。
  1時50分から、衆議院の青少年特別委員会と厚生労働委員会。私は両方の委員なので、両方を行ったり来たり。

 ・2時30分から25分間、
  青少年特別委員会で、小野清子青少年問題担当大臣に初質問。


小野清子青少年担当大臣 資料を提示しながら質問する山井

  しかし、小野大臣は児童虐待防止法の見直しを審議する委員会の担当大臣でありながら、岸和田事件についても十分ご存知ないようでトンチンカンな答弁。
  委員席からは、「もっと勉強しろ!」と批判が多く飛びました。

  私は基本的な虐待問題の質問をしたつもりですが、十分な答えが得られません。
  そんな中、「日本では一人の相談員がだいたい何人の虐待件数を担当しているのか?」という基本的な質問に、小野大臣が答弁できず、審議がストップ。

  小野大臣のみならず、児童虐待防止法の審議を担当する内閣府のいい加減さが浮き彫りになりました。

 ◆ここで、多少、委員会運営について書きます。
  この大切な児童虐待防止法の改正を、与党は、委員長提案という形で、ほとんど審議なく、法改正を通そうと考えています。
  しかし、私たち野党は、じっくり時間をとって、審議すべきだと主張しています。

  児童虐待をなくすために、どう児童虐待防止法を改正すればよいかということは、非常に大きな問題。
  にもかかわらず、「審議はせずに、さっと法改正をしたい」という与党の考え方はとんでもありません。
  今後は、児童虐待防止法の与党の改正案、私たち民主党の改正案をぶつけあって調整する作業に入ります。
  しかし、それを密室でやるのではなく、オープンな国会で十分議論すべきです。
  児童虐待問題の集中審議行うべきです。

  この改正でいかに虐待を減らすかが問題なのに、とにかく早く法改正を通せばよい、という思いが強い与党のやり方には、納得できません。
  これからは、「しっかり国会で審議しよう!」と、与党と議論せねばなりません。

 ・また、夕方は坂口厚生大臣、谷畑副大臣に、再び児童虐待問題を中心に30分間質問。
  児童養護施設の個室化、グループホームを増やすこと、施設の子どもの就労・進学支援、児童相談所の相談員の専門化と人員増などを訴えました。
  2期目の初質問にたいして、まあまあ前向きな答弁が多かったです。

 ◆今回の質問の続きは、青少年委員会や厚生労働委員会で続けていきます。

<参考>
審議ビデオ
・青少年問題に関する特別委員会(WindowsMediaPlayer)(RealPlayer)

・厚生労働委員会(WindowsMediaPlayer)(Real Player)

Posted at 2004年02月27日 23:59 | TrackBack
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