山井和則 衆議院議員(京都6区7期)| やまのい和則 オフィシャルサイト

 

山井の活動

高度プロフェッショナル(残業代ゼロ制度)の問題点 (2018年5月24日)

過労死を増やす高度プロフェッショナル(残業代ゼロ制度)の問題点を衆議院本会議で演説。過労死を無くし、国民の命を守るために戦います。以下、演説原稿です。

~高鳥厚労委員長解任決議案の賛成討論 衆議院議員 山井和則~
私は、国民民主党・無所属クラブを代表して、高鳥修一厚生労働委員長に対する解任決議案に賛成の立場から討論をいたします。
高鳥委員長は、生活困窮者自立支援法改正案を野党欠席のまま採決したばかりか、働き方改革法案の審議まで強行しました。高鳥委員長が今国会の職権での委員会立てなどは十二回に上ります。働き方法案の目玉である高度プロフェッショナル制度など、重大な問題点を含む働き方法案の審議を強引に進め、強行採決しようとした高鳥委員長は、不適格です。立法府の一員であり、国会の役員の1人である常任委員長でありながら、過労死を増やす危険極まりない法案を、行政府の下請けとして強行採決させるような高鳥委員長は解任すべきです。
以下、その理由を申し上げます。

私は、この数年間、過労死防止対策推進法の制定にかかわって以来、過労死ゼロの実現をライフワークとし、数十人の過労死のご遺族のお話をお聞きし、数々の過労死の裁判も傍聴してきました。高度プロフェッショナルに対しては、過労死のご遺族から「過労死が増える」との悲痛な批判が続出しています。
高度プロフェッショナルは、高度専門職の労働者を労働時間の規制から外し、無制限に働かせることを可能とし、「定額働かせ放題」「スーパー裁量労働制」と言われています。現在の法案では、対象は年収の高い労働者に限られますが、一旦導入されれば、いずれ、中所得者にも対象が広がります。
過労死のご遺族や、過労死問題を担当する弁護士の方々からは「高度プロフェッショナルは、過労死が増えるのみならず、たとえ過労死しても過労死認定はほとんど受けられない」と悲鳴があがっています。高度プロフェッショナルでは、過労死認定、つまり、労災認定の元となる労働時間についての把握義務が、事業主になくなるからです。
また、驚くべきことに、24時間連続勤務を上司が指示することも、過労死のリスクが極めて髙い、月200時間の残業をさせることも高度プロフェッショナルでは合法です。まさに「定額働かせ放題」、「過労死促進法」です。
ここで、皆さんにどうしてもお聞き頂きたい二つの文章があります。過労死でお父さんを亡くした二人の遺児についての文章です。読み上げさせて頂きます。まず最初に、過労死でお父さんを亡くした小学生が書いた、「ぼくの夢」という詩です。

大きくなったら ぼくは 博士になりたい
そしてドラえもんに出てくるような
タイムマシンを 作る

ぼくは タイムマシンに乗って
お父さんの死んでしまう 前の日に行く
そして 仕事に 行ったらあかんて 言うんや

大きくなっても ぼくは 忘れはしないよ
得意な顔して作ってくれた
パパ焼きそばの 味を
ぼくは タイムマシンに乗って
お母さんと一緒に 助けに行こう
そして 仕事で 死んだらあかんて 言うんや

仕事のための命じゃなくて
命のための仕事だと ぼくは伝えたい
だから 仕事で 死んだらあかんて 言うんや

次は、過労死でお父さんを亡くした3歳の女の子についての毎日新聞記事を、少し長くなりますが、読み上げさせて頂きます。
毎年6月になると思い出すことがある。過労死で夫を亡くした女性の話を聞きに東海地方を訪れた時の話だ。もう、十年以上前のことだが、蒸し暑さと共によみがえる。
家を訪ねると、3歳ぐらいの女の子が、白いレースのワンピースに赤いエナメルの靴でおすましして、玄関にちょこんと座っていた。誰かを待つかのように、背筋を伸ばし、ほんのり笑っていた。
2時間近く女性の話を聞いた。昼夜問わず携帯で指示を受け、月100時間を超える残業。体がきついと退職を決意した直後、営業車の中で休んでいて突然死した。まだ30代になったばかり。結婚7年目で授かった愛娘を残して世を去らねばならなかった無念に胸が締め付けられた。
帰り際、少女は、まだ玄関に座っていた。気丈に振る舞っていた女性が大粒の涙をこぼした。「休みの日は、かわいい格好して、良い子にしてれば、お父さんが迎えにきて遊びに連れてってくれると待っているんです」。体全体で父を求めるいじらしさに涙が止まらなかった。長時間労働は家族みんなから大事な時間を奪う。少女の小さな背中はそう告発していた。

この詩や記事にあるような、過労死の遺児を減らすことこそが政治の責任ではないでしょうか?責任感が強く、真面目な人ほど過労死しています。わが国では、二日に一人過労死が発生し、過労死の遺児が数多く生まれています。与党の皆さんに申し上げます。万一、強行採決により高度プロフェッショナルが導入されることになれば、必ず過労死は起こります。「ああ、しまった!高度プロフェッショナルを導入しなければ良かった」と反省しても、失われた命は戻りません。そのご遺族や遺されたお子さんに対して、与党の皆さんはどのように説明をされますか?お詫びをされますか?今日も過労死のご遺族の方々が祈るような思いで、この本会議の傍聴に来られています。明日の強行採決をやめてほしい、高度プロフェッショナルを法案から削除してほしい、過労死の地獄の苦しみをこれ以上、誰にも味合わせたくない、と、ご遺族は必死に訴え、昨日、一昨日と、安倍総理との面談を求め、雨に濡れながら、官邸前で座り込みもされました。安倍総理は、ご遺族の方々に採決の前に必ず面談し、高度プロフェッショナルの削除を決断すべきです。

4年前には与党の皆さんも含め全会一致で、過労死防止対策法を成立させました。国民の命を守りたい、という願いは与野党同じです。与党の皆さん、どうか高度プロフェッショナルを削除する修正に応じて頂けませんか?人の命を奪う法案の強行採決はやめて頂けませんか?与野党合意できる部分を審議し、与野党合意で採決しようではありませんか。心より心よりお願い申し上げます。

このような人の命を奪う法案を強行採決しようとした高鳥委員長は解任すべきです。
政治は国民の命を守るために存在します。国会議員には、国民の命を守る責任があります。もし、国民の命を奪う法案の強行採決が行われるなら、私は、身体を張って阻止するということを強く訴え、私の賛成討論とさせて頂きます。
御清聴ありがとうございました。


高度プロフェッショナルの削除を (2018年5月23日)


東京過労死家族会の中原のり子代表の街頭演説。
『高度プロフェッショナル(残業代ゼロ制度)を導入したら過労死が増えます!命より大切な仕事はありません!』と、雨の中、訴えられました。
人の命を奪う法案は、阻止せねば!と、痛感しました。


働き方法案の修正を! (2018年5月22日)



『過労死を増やさないように!働き方法案の修正を!』と、ご遺族の方々が集会とデモをされました。
勇気を持って行動されるご遺族の姿を見て居ても立ってもいられず、私も参加しました。
人の命を奪う、過労死を増やす高度プロフェッショナル(残業代ゼロ制度)は、絶対阻止せねばなりません。
国民の命を守る戦いです。



今日の働き方法案(残業代ゼロ法案)の強行採決を阻止するため、厚労委員会で私も質問しました。
今日の強行採決は阻止しましたが、25日(金)に政府は強行採決を目指しています。


なぜ過労死がなくならない (2018年5月22日)

働き方法案の参考人質疑で、過労死家族会の寺西代表と連合の神津会長に質問。

残業代ゼロの制度(高度プロフェッショナル)を創設すれば『長時間労働や深夜残業の歯止めがなくなり過労死が増える』と痛感。
残業代は長時間労働を防ぐブレーキですから。