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毎日新聞 200276日(大阪版)

野党 傍聴席や腹立て中断

 

昼食時与党議員
ゾロゾロ退席

政府の心神喪失者医療観察法案などを審三議する衆院法務、厚生労働両委の初の連合1審査が5日、行われた。ところが、途中で与党議員らが、昼食などのため次々と抜けて定足数を割る事態となり、質問中の野党議員や傍聴者が激怒、審議は一時中断した。

法案は衆院法務委で当初審議されたが、野党が厚生労働委との連合審査を要求。この日、与野党の10人が質問した。正午過ぎ、3人目の山井和則委員(民主)が「300万人の精神障害者の人生がかかった法案なのに、与党の議員がほとんどいないのはどういうことか」と追及。傍聴の精神障害者からも「与党は無責任だ」「障害者の人権より昼食を優先するのか」などの声が相次いだ。

衆院の委員会事務局によると・連合審査の場合、主催の法務委(定数35)の委員の'過半数が出ていなければ・慣例として議事ができない。法務委委員の出席者は当時、野党を中心に13人しかいなかった。この騒ぎで審議は打ち切られ、委員が戻った午後、再開した。【精神医療取材班】

心神喪失者医療観察法案 審査の衆院委


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