2000年6月26日(
月) 洛南タイムス記事弱者の代弁者として国会で頑張る |
近畿比例ブロック当選 山井氏、熱烈支持者に感謝と決意 |
六月十二日、民主党の比例近畿ブロックで名簿順位が一位に位置つけられた時点で当選は事実上決まっていた。選挙運動は、選挙区の玉置氏当選に全力をあげた。加えて、全国の民主党候補者の応援にもかけつけた。「山井和則」ではなく「民主党」に投票してもらう選挙戦、それだけに陣営も支持者も本人も、複雑な思いでこの瞬間を迎えた。
イズミヤ大久保店向かいにある事務所。ボランティアの若者や支持者ら百人の熱意があふれる中、午後9時10分、NHKが当選確実を報じた。大きな拍手のあと山井氏の抵抗を押し切り、支持者が「当選確認集会」を開いた。 最初に立った岡本義孝選対副本部長は、涙で声にならず「ほんとうにうれしい。生きていてよかった」と言うのがやっと。続いて冨田基雄選対本部長が「日本一の候補者をいただき、戦わせていただいた。山井さんに感謝」と当選確認宣言を行った後、山井氏がマイクを握った。 「玉置氏の当選が決まればこの場でバンザイがしたい」と当落がまだ決まらない玉置氏のことをしきりに気にしながらも、「今日まで私のような若輩者を支えていただいてありがとうございます。二百五十万人の寝たきりや痴呆の人達、介護、病気、障害、リストラで苦しむ弱い立場の人達の代弁者として頑張りたい」と熱烈な、党派を超えた自立した支持者に支えられた新しいタイプの国会議員としての第一声をあげた。
[藤本博] |