やまのい和則福祉講演会 |
児童虐待
と |
〜子どものために親と社会ができること〜 |
講師 芹澤 出さん
母子生活支援施設「野菊荘」施設長 |
司会 衆議院議員 山井和則
児童虐待・DV防止の国と取り組み報告 |
「児童虐待」は自分には関係ない、と思っている人が多いと思います。しかし、日本では年間24、000件の児童虐待があり、この数は10年前の15倍です。
「殴る」「蹴る」だけが虐待ではありません。最近は、親が子どもを無視したり、ほったらかしにするケースも増えています。一週間、子どもをお風呂に入れないケース。食事を1日に1食しか与えないケース。さらに、親が子どもにわいせつな行為をする性的虐待を増えています。 さらに、虐待を受けた子どもが、将来、友だちや自分の配偶者・子どもに暴力をふるうDV(ドメスティック・バイオレンス=夫婦間暴力)も増えています。 児童虐待もDVも、「子どものしつけ」「夫婦げんか」として、「家庭の問題」と見られていました。しかし、「家庭内暴力も暴力である」という認識の深まりから、児童虐待防止法やDV防止法が作られました。不況でリストラが増えたこともあり、普通の家庭でも児童虐待やDVが増えています。 DVには児童虐待が伴うことも多いです。さらに、父親が母親を殴る姿を見せることが、子どもの心身に大きな悪影響を及ぼし、これも児童虐待です。 講師の芹澤さんが施設長をつとめる「野菊荘」は、私、山井和則が学生時代にボランティアをしていた施設です。夫の暴力や親からの暴力から逃れてきたお母さんや子どもたちとの出会いが、私の原点です。 「児童虐待やDVは一歩間違えば、誰も家庭でも起こる」と話す芹澤さん。 一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。 山井和則 ※DV(ドメスティック バイオレンス)とは? ※児童虐待には、次の4種類あります。
※母子生活支援施設とは? 児童福祉施設。児童(18歳未満)およびその保護者(配偶者のない女子など)が対象です。 夫の暴力から着の身着のままで逃げ出し、「駆け込み寺」として入所する人が増えています。 |
日時 |
2003年8月9日(日) 午後2時〜3時30分 |
会場 |
文化パルク城陽 第3会議室A |
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