。☆〃。★〃。☆〃。★〃。☆〃。★〃。☆〃。★ やまのい和則の 「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」 - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第6号(2000/08/21) 。★〃。☆〃。★〃。☆〃。★〃。☆〃。★〃。☆ グループホームのメールマガジンの読者の皆さん、ご無沙汰し てすみません。 私は、27日から9月1日まで7年ぶりに、スウェーデンへ調 査に行くことになりました。グループホームも何か所か訪問予定。 またメールマガジンで報告します。ご期待ください。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 先日、厚生省のグループホーム担当の方と、グループホームに ついて1時間半、議論しました。その際、私が力説したことを紹 介します。 そして、私の知り合いの、2つのグループホームの話を紹介。 最後に、26日の介護保険公開公聴会の案内です。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. (厚生省担当の方との議論) 提案1 まず、私のグループホーム普及のための提案は、単独型グルー プホームにも併設型と同様に、上限3000万円くらいの建設補助 を出すべきということです。 その理由は2つ。 1、今の状態では単独型では、採算がとれないか、利用者負担が 高くなり、増えにくい。 2、建設補助がないがゆえに、市町村の頭越しに都道府県だけと、 勝手に話をし、グループホームは増えている。 その中には劣悪なものも多い。市町村が、補助金を出すことで、 市町村もそのグループホームの、質のチェックをする責任と、 権限を持つことになる。 市町村がグループホームにお金も口も出すべきだ。 提案2 もう1つの提案は、やはり、介護報酬の引き上げ。 よく言われるようにグループホームは宿直だけでは無理。 夜勤が必要。そのためには介護報酬は月30万円必要。 しかし、厚生省は「介護報酬の見直しは3年後」と言う。 私はこれはおかしいと思う。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. グループホームの話 1 私の聞いたあるグループホーム計画が難航中。 隣の家が反対。 グループホームは残念ながら反対運動に会うことが多い。最初は、 「グループホームは迷惑施設。痴呆性高齢者はこわい」という反 対だった。 そこで、ビデオを見てもらったりして、グループホームの良さを 必死で宣伝した。 すると、今度は、「グループホームだからイヤだと言ってるので はない。そもそも隣に建物が建つのが困る」と言い出した。 9月末までに賛成をとりつけないと、この計画は頓挫する。ま た、今後のことは報告します。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. グループホームの話 2 別のグループホーム、4月にスタートしたが、未だに入居者ゼロ。 株式会社の経営。入居金100万、月16万だった。そこで、8月 から入居金ゼロ。月13万に値下げしたが、それでもだめ。 ここで感じたのは、グループホームについては、まだまだ知名 度がないので、老人ホームなど大規模施設がバックにあって、そ こからグループホームに合った人を、グループホームに入居して もらう、というような方法が、入居者集めはやりやすい。 もし、バックに大きな施設がないなら、草の根で地域に密着し た形だと、それはそれで入居者も入りやすい。 しかし、地域になじみの少ない、シルバービジネスが急にグル ープホームを始めても、まわりの法人や行政も警戒してなかなか 入居者を紹介してくれない。 おまけに、老人ホームよりも月の利用料が二倍近い10数万円 となると入居者は見つけにくい。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 最後に、今日はメールマガジンの読者の皆さんにお願いです。 以前にもお知らせした、今週土曜日26日に、下記のように 「介護保険 公開公聴会」を行います。 私が事務局を務め、責任者なのです。 しかし、322人の定員なのに、申し込みが、まだ半分にも達して いません。 内容には、自信があります。 現場、市町村担当者、厚生省の介護保険担当の企画官の神田裕 二さんなど、良いメンバーがそろっています。 どうかお誘いあわせ、ふるってご参加ください。 やまのい和則 拝 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 民主党「介護保険をより良くするプロジェクトチーム」主催 「介護保険公開公聴会 in 大津」 ◆ 趣旨 「介護地獄」や「老老介護」が深刻化する中、介護保険がスタ ートして4か月が経った。 厚生省は、「介護保険は、おおむね順調」と発表しているが、 現場では、様々な矛盾や、問題点も指摘されている。 また、10月1日からは、65歳以上の介護保険料の半額徴収が 始まる。 今一度、全国各地の現場を再点検するため、民主党はこのたび 「介護保険をより良くするプロジェクトチーム」(座長:石毛え い子衆議院議員、衆参87人の国会議員が参加)を発足させた。 そして、第一回の現地調査・公聴会として、介護保険の取り組 みの先進都市である大津市で、実施状況、問題点、改善点などに ついて、「介護保険をより良くする」という立場から話し合う。 ◆ 日時 8月26日(土)13:30〜16:00(13:00開場) ◆ 場所 大津市「びわ湖ホール」小ホール(定員322人) 〒520-0806 滋賀県大津市打出浜15番1号 電話077-523-7133 ◆ 発言者 ・ 利用者・住民代表 猿山由美子氏 (「呆け老人をかかえる家族の会・滋賀」世話人代表) ・サービス事業者代表 内田幹也氏 (ライフケアサービス代表取締役) ・地方自治体から 大津市高齢福祉・介護課担当者 ・厚生省から 厚生省介護保険担当官 ・国会議員から 鳩山由紀夫(民主党代表)、 今井澄、朝日俊弘(ともに参議院議員)ほか コーディネーター 山井和則 (やまのい高齢社会研究所長、衆議院議員) ◆ 参加費 無料 ◆ お問い合わせ・お申し込み 準備の都合がありますので、参加ご希望の方はできれば下記にお 申し込み下さい。 「介護保険公開公聴会in大津」事務局 電話 077-523-2804 FAX077-524-2906 やまのい高齢社会研究所 電話 0774-54-0703 FAX0774-54-0705 メール yamanoi@yamanoi.net |