グループホームについての意見
 & ケアワーカー交流会

             第53号(2001/09/13)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
アメリカのテロは本当に深刻な問題です。国会でも大きな議論にな
るでしょう。私のニューヨークの親友から「生きている」とさきほ
どメールが来て、嬉しかったです。

しかし、犠牲者が一人でも少ないことを心より祈っています。その
親友にも「どんな手伝いでもするので、困っていることがあったら
言って下さい」とメールしました。

■最近多くの福祉現場や介護家族の方々からメールが来る。

◆グループホームについてのメールを抜粋したい。(以下、抜粋)

 僕がみた日本のグループホームでは排泄ができない人は「これ以
上みられない」と言われていました。しかし、その痴呆症のおばあ
さんはどこへ行くのでしょうか?

家では看切れないので、グループホームに引っ越してきたのです。
また、引越しさせなければならないのでしょうか?
どこに?
老人保健施設?
特別養護老人ホーム?

まだ、十分歩けますし、何よりも声をかけられるのを楽しみにして
いるように見えます。

彼女はこの家を楽しんでいます。
最後までここで看ることはできないのでしょうか?
日本のグループホームはターミナルにはならないのでしょうか?

この問題はどこでも言えることではないでしょうか?
せっかくグループホームが増えるのならいいものができて欲しいで
す。
 (以上は、グループホームを訪問した私の知人の男性の感想です)

◆また、次のようなメールも頂きました(以下、抜粋)。

「私の母が、グループホームに入居し1年が経ち、グループホーム
に馴染んだ頃に、2週間ほど入院しました。

すると、『退所してください。ベットだけ空けておく訳には経営上
いかない』と言われました。

それまでも、多少手がかかるかなと思える人はどんどん退所してい
きましたので方針がそうなら仕方がないと思い退所させました。

今は別のホームにお世話になっています」

●以下、私、山井の感想。
あまりにも安易に「手がかかるから」という理由で退所させるグル
ープホームが多いのではないでしょうか。

夜勤体制を組める介護報酬にし、訪問看護をグループホームで受け
られるようにするなど、より長くグループホームに滞在できるよう
に早急に制度を改善すべきだと思います。

手がかかる痴呆性高齢者をどんどん退去させる、
つまり、手がかからない介護が楽な痴呆性高齢者だけをグループホ
ームが短期間、入居させるなら、

グループホームの存在意義は半減します。


■先日のメールマガジンでも流しましたが、
16日(日)に宇治の生涯学習センターで、午後3時〜4時半まで
久しぶりに「福祉学習会」を開きます。ふるってご参加ください。

テーマは、特別養護老人ホームの個室化問題と、厚生労働省の来年
度の概算要求の介護関連部門について私が問題提起し、皆さんと議
論したいと思います。詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://member.nifty.ne.jp/yamanoi/news/01/0107/0916.htm


■また、以下のようなケアワーカーの交流会もあります(私は参加
できませんが)。ふるってご参加ください。

 今日のメールマガジンはこれで終わります。
                 やまのい和則 拝


■ケアワーカー交流会

 (1)日 時 2001年9月16日(日)
    時 間 午後1時30分〜4時30分
       テーマ 地域に受け皿を創る
       生活ニーズに基づく/地域ケアシステムの構築/ 
       3障害の若干の支援の相違/          
       社会福祉基礎構造改革と地方分権

 (2)日 時 2001年10月28日  (日)
       時 間 午後1時30分〜4時30分
       テーマ 具体的支援のあり方
               ケアの概念/主体は誰が?/サービス概念/  
               インクルージョンの概念

  *学ぶ・・・・「障害者と在宅ケアの関係について」
      障害のある人が安心した地域生活を送るために、ケアワーカ
      ーとしての援助のあり方を総合的に学びます。講座(テーマ)
   は独立しているので関心ある講座にご出席ください。

 *語る・・・・グループワーク等を通じて、出席者どうしの交流
      を深めます。

   講師 廣瀬明彦さん 
         相楽福祉会知的障害者授産施設 常務理事/
         同志社大学文学部社会学科嘱託講師
      ☆障害者のグループホームやデイサービス等を運営

  参加費 無料
  申し込み先 自治労京都府本部 TEL 075-252-5953
  定員 50名(先着順)
  場所 ぱ・る・るプラザ京都(京都駅前)研修室5(4F)
   参加詳細は電話でお問合せください

詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://member.nifty.ne.jp/yamanoi/news/01/0107/0916_1028.htm

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 ☆やまのい和則の「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」☆
     (2001年9月13日現在 登録数 1785)

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