DVシェルター&新宿中央公園


■1月24日(木)
  
   ・4時から
   DV(家庭内の暴力、夫から妻への暴力)の
   シェルター(避難所)を訪問。

   DVは年々増えている。
   問題は、暴力をふるった夫の側が、自分がDVをしている
   と自覚していないことだという。

   また、リストラが原因で、夫婦喧嘩になりDVに発展する
   ケース。リストラが原因で夫がサラ金から借金し、破産し、
   夜逃げして、母子が取り残され、シェルターに来るケース。

   女性がリストラにあい、アパートを追い出され、
   ホームレスになり、女性のホームレスは危険なので、
   シェルターに避難するケースなどがあるという。

   このシェルターには、男性議員が来るのは初めてだそうだ。
   以前にもメールマガジンで書いたように、私が政治に関心を
   持った原点は、学生時代に母子寮(崩壊した家庭のお母さん
   と子供が暮らす施設)でボランティアをしていたことである
   ので、私もDVには並々ならぬ関心を持っている。

  ・夕方5時半から、爆弾事件のあった新宿中央公園を訪問し、
   テントに暮らす人々の話を聞く。

   「働きたいが日雇いの仕事さえない」
   「働いてアパートで暮らしたい」など
    という声を聞く。

   暗闇の中、幸運にもその日、
   仕事にありつけた人が仲間の分まで食材を買って来て、
   近所のテントの人と一緒に食事をされている。

   テントは10くらいずつ固まってある。
   その中の「チロリン村」と呼ばれるテント群の
   リーダーらしき人に話を聞いた。

   「俺一人が仕事を見つけて、アパートに暮らすことは、
    やろうと思えばできる。でも、仕事がなくて、お腹を
    すかしている仲間を置いて、自分だけここを去ること
    はできない」と。

  ・7時半に新宿公園を去り、深夜に京都の自宅に帰宅。

   ニュースを見ると、10時半にまた新宿中央公園のテントが
   放火にあったという。ショックだ。
   私はホームレスの問題は、今の不況、失業問題の象徴だ
   と思う。ホームレスの人々の7割が職を探している。
   日雇いの建設労働者の方が多い。働き口を増やさねば。


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