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2006年05月19日

記者の目:認知症グループホーム7人死亡火災

毎日新聞 2006年5月17日

 ◇異常な煙に低コストの影--「総研商法」、福祉にも

 長崎県大村市の認知症高齢者グループホーム「やすらぎの里さくら館」で今年1月、入居者7人が死亡した火災があった。2カ月半後、「日本グループホーム学会」(東京都小平市)による検証に立ち会った。焦げたにおいがまだ漂っていた。「耐火性に優れている」という触れ込みで海外の工法を用いて建設されたが、焼け跡からは構造的な欠陥が指摘される。工法を推進していたのは、耐震データ偽造事件で捜査対象となっている「総合経営研究所」(総研、東京都千代田区)。ビジネスの波に侵食される「福祉」の残がいと呼ぶには、あまりに無残だった。

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投稿者 unno : 16:24 | コメント (0) | トラックバック