« 2004年08月 | メイン | 2004年10月 »

2004年09月16日

「痴呆」に替わる用語に関する意見の募集について

政府のサイトのパブリックコメントのコーナーで、
「痴呆」に替わる用語に関する意見の募集が行われています。
締め切りは、10月29日

投稿者 unno : 19:44 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月02日

「痴呆」に替わる呼称、厚労省が「認知症」など6案

2004年9月2日(木) 日本経済新聞 朝刊

 厚生労働省は1日、「痴呆(ちほう)」という呼称の見直しを議論している同省の検討会に、「認知症」「もの忘れ症」など代替用語の候補を6案提示した。今月中旬から同省のホームページで公開して国民の意見を募ったうえで、11月末までに正式決定する。

 同日の検討会で同省は代替用語の条件として(1)分かりやすく短い(2)不快感や侮蔑(ぶべつ)感を覚えず気持ちを暗くさせない(3)「痴呆」と同じ概念を表し混乱なく通用する――の3点を挙げた。

投稿者 unno : 12:09 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月01日

痴呆と生きる(1)語り始めた患者たち

2004年9月1日から、 読売新聞の医療・介護欄で「痴呆と生きる」という連載が始まった。
第一回目は、アルツハイマー病の患者自身が自分の体験を語り始めたことを取り上げている。

 記事中、

 平均年齢が87歳の21人が、介護スタッフとかかわった34の場面について、高齢者の気持ちを聞いたところ、「嫌だ」「怒られてばかりだ」など否定的な感情を述べたのが23場面、好意的な感情はわずか5場面だった。

 たとえば重度の痴呆の91歳の女性が「家に帰りたい」と言った場面で、スタッフは「今日、外は雨だから無理」と言って立ち去ってしまった。その後に女性の気持ちを聞いたところ、「人のことをバカにしやがって。ちゃんと話を聞きもしないで」と話し、スタッフが適当に答えたことを見抜いていた。

 「たとえ、その場面を忘れてしまっても、否定的な感情は残り、安心して介護を受けられなくなる。重度になっても感情表現する力は残っている。本人の気持ちを聞き、ケアを考えていかないといけない」と、茨城キリスト教大学助教授の六角僚子さん(看護学)は話す。

という話もとりあげられており、グループホームで働く人も、同じようなことがないか、省みる必要があるのではないかと感じた。

投稿者 unno : 13:27 | コメント (0) | トラックバック