
予算委員会から、逃げないでください、麻生総理。
~所信表明で「民主党への質問」とは、情けない。~
麻生大臣の所信表明を聞き、驚きました。
8回も民主党への質問が、所信表明演説の中に出てくるのです。
これは、前代未聞です。
所信表明とは、文字通り、新しく就任した総理大臣が、
国民に向かって、「所信表明」をすることです。
にもかかわらず、民主党への質問を連発。
しかし、そもそも所信表明に対する野党の答弁時間はないのです。
答弁するチャンスも時間も与えずに、
一方的に、攻撃的に質問をするのは、私はフェアなやり方
ではないと思います。
攻撃的な質問をするなら、答弁の機会を与える。
答弁の機会を与えないなら、質問はしない。批判にとどめる。
これが、議会制民主主義のルールです。
しかし、そこまで麻生総理も追い込まれているということでしょう。
また、それ以外の部分は、高校生の弁論大会みたいな内容で、
具体策はほとんどない。中身のない演説でした。
ただ、私が驚いたのは、
「「消えた年金」「消された年金」という問題が国民に不安を
与えています」と、麻生総理が所信表明で述べたことです。
「消えた年金」5000万件は、昨年から問題になっていましたが、
「消された年金」は、夏休みを返上した民主党の年金部会での議論で、
明らかになった新しい年金スキャンダルです。
普通、政府は、このような存在を認めないものですが、
麻生総理の口から「消された年金」という言葉が出てきたのには、
ビックリ。さすがに、今まで否定し続けてきましたが、数十万件ある
「消された年金」問題を政府も無視できなくなったのでしょう。
しかし、その解決策は全く示されず、
「ひたすら手間と暇を惜しまず、確かめ続けていくしか方法は
ありません」と他人事のような演説。
まったくやる気が感じられません。
「国家プロジェクトで取組み、1年以内に解決のメドをつける」
くらいの力強い決意が言えないのか?
まあ、それをやらないのが、自民党政権です。
また、後期高齢者医療制度についても
「必要な見直しを1年以内に検討」という玉虫色の、どうでもよい表現。
見直しをやる気のかけらも感じられません。
麻生総理は、予想どおり、年金や医療には
関心も知識もあまりないようです。
そのあと、民主党の衆議院予算委委員会の打ち合わせ。
来週予算会が開かれた場合の質問の打ち合わせです。
しかし、ムードとしては、
麻生総理は、民主党を悪者にして、結局は、予算委員会を開かずに、
今週金曜日10月3日に解散しそうです。
景気対策が大事。補正予算が大事。
と、麻生総理が言うのなら、
逃げずに、予算委員会を開いてほしい。
「逃げるな! 麻生総理!」と言いたい。
予算委員会で民主党の厳しい質問を受ければ、
麻生内閣の支持率は5%は確実に下がるでしょう。
10月15日からは、新たに625万人が
後期高齢者の保険料を新たに天引きされ、うち200万人は
新たに保険料を徴収されます。
「10月15日ショック」が近づいてきます。